2021/05/12 11:00

窯元を訪ねる旅の2日目。
「オススメですよ」と宿のご主人に教えていただいた窯元の直営店で、突然の土砂降りに見舞われ足止めを食らってしまった私は、奥様が入れてくださったお茶を飲みながら、雨が止むのを待っていました。
さっき店内を何巡もしたときにピックアップした数個の器をわきに寄せ、なかなかやまない雨を恨めしく思いながらご主人と話をしていると、床に置いたカラのコンテナに次々と器を投入し、どう見ても観光客とは違う買い物の仕方をしてるお客さんがいて、気になって仕方ありません。
なんであんなに迷わずにパッパと決めるんやろ?
しかも大量やし。
そんな、考えたところで答えの出ないことが頭の中をグルグルし始めたので、思い切って声をかけてみたのです。
すると彼女は浅草で器のお店をしているオーナーさんで、定期的にここへ仕入れに来ているとのこと。詳しく答えてくださったので疑問が晴れたけど雨は全然止みませんー。
もっと話をしてみたくなり、どんな視点で仕入れる商品を選んでいるのか聞いてみると
「自分が好きだな と思うものを仕入れる」のだと。
売れそうなものではなく、好きなもの。
「まさに!私もそうなの~~~!」(心の叫び)
あまりテンション高めな方ではなかったので、叫ぶのは心の中だけにしときました。
おしゃべりをしながら彼女のピックアップを眺めていたら・・・
アカン!なんか湧いてきたー!!!
雨も全然止む気配はないし、彼女の黙々と器を選びコンテナに入れていく姿に触発され、ついに私のタガ、はずれました。
さっきまでは「かわいいけど買いすぎたらアカン」と我慢していた器を次々とピックアップしはじめ、同じデザインを色違いで全部買い。
自宅用に数個だけ買って帰るつもりだったのが、気が付いたら段ボールひと箱分の量に。
完全に仕入れやん。
そうこうしていたら雨が小降りになってきました。
この辺で切り上げないと、私ヤバい・・・と思いお会計をお願いすると、ご主人が「あと数百円分購入したら、卸値でお買い上げいただけますよ」なんていうではありませんか!
ここは迷うところではないでしょう!
買うか迷っていた一輪挿しを追加して、卸値価格購入基準をクリア。
今回の旅、帰りは絶対に荷物が増えるのを見込んで、大きなキャリーバックをスッカスカな状態で来ていたけれど、段ボールひと箱分はとても持って帰れそうにないので宅配してもらうことに。
重いし、割れたら嫌だし ね。
清算を済ませたころにはすっかり小降りになってきて、おなかもすいてきたので、晩ごはんを食べにこちらの窯元の身内の方がやっておられるというおいしいうどん屋さんへ、小雨の中自転車にまたがりGO!
さぬき仕込みの手打ちうどんと鶏のほう葉焼きを注文していただくと、これまためちゃめちゃおいしい!
普段アルコールは全然ダメな私が、これ絶対ビールが合う!と、小さなグラスビールを注文したほど。
酔っ払った~(アルコール少量でも酔えるコスパ最高のカラダに感謝♡)
しかも、うどんが盛られていたのは、さっき見ていた窯元の奥様の作品ではないですかw
水玉模様のどんぶり かわいい!
大量の買い物と、おいしいご飯。
ココロもカラダも満たされまくりです。
明日は旅の最終日。
事前にチェックした行くとこリストの窯元も残すはあと少し。
さすがにもう買ったらアカン気がしていましたが、さてどうなることやら・・・?
つづく