2021/05/08 15:02

去年はじめて訪ねた栃木県益子町。
器好きとか言いながら益子焼のイメージは、梅干が漬かってそうな釉薬が垂れた模様の茶色い壺でした。
たくさんの器に出会いたい!
そう思って始めた陶芸の窯元巡りの旅のスタートの地に選んだのだから、多少は知識つけておこうと、前日と前々日と行きの飛行機で検索し、目的地の窯元候補を選んでいると、唯一の益子焼のイメージだった茶色い壺なんて全然出てこなくて、出てくる器たちは、おしゃれで素朴で可愛くて、早く会いたくて心が躍りました。
GoTo 期間中でしたが人はまばらで、予約していただだっ広い古民家はたった1人で貸し切り状態 。 肝試しみたいな雰囲気に思わず「寂しくてたまらなくなったらどうすればいいですか?」とマジ顔で宿の人に尋ねたほど。
翌日、陶芸家でもある古民家の宿のご主人に、行きたい窯元リストを見せながら、ご主人オススメ窯元さんを教えていただき、ついでに美味しいランチの店もちゃっかり聞いて、自転車をお借りしていざ出発!
益子町は小さな町で、多くの窯元さんを一度に回れます。車がなくても自転車で十分。ただし緩やかな坂が多いので要脚力です。
町を2ブロックに分け午前はこちら午後はこちらと決めて、益子町ガイドマップとGoogleマップを見ながら、お目当ての窯元を目指します。
お店の開店時間にはまだ早かったので、少し自転車で散策していると、古道具屋さんに遭遇。開店準備中にもかかわらず、快く店内へ招き入れてくれました。
古いモノにも目がない私。
夢中になって店内5周はしました。
いい感じに時間もつぶせたので、いよいよ古民家のご主人オススメのショップへ。
作家さんものが並べられた店内は、小躍りしたくなるほどかわいい子たちばかり。
ここでは3周に抑えました。(誰しばり?)
2泊3日の旅のメインdayは買いすぎ注意!と自分に言い聞かせ、グッと気持ちを抑えながら大好きな白い器シリーズに追加する小ぶりのお茶碗と、翡翠色の磁器の珍しい紋のようなひし形の器と、お揃いの箸置きを色と形違いで購入。(頑張ってガマンした)
まだまだこれからよ♪
けれども、これまたオススメされたコッペパンの美味しいパン屋さん、イチオシが売り切れになる前に、買いに行かなくては!
小さな町とはいえ、知らない土地で地図とにらめっこしながらのサイクリング。
時々道を間違えて、行ったり戻ったりしながら、のどかな山間の町を駆け抜けます。
お昼をすぎたので手に入れた器と、ブルーベリージャムとホイップがサンドされた美味しそうなコッペパンを手に、一旦宿へ戻り冷蔵庫へイン。
教えていただいたおしゃれなカフェで、有機野菜たっぷりのランチを挟み、午後の部スタートです。
次に行ったのは、
宿のご主人の陶芸家仲間さんが若主人の窯元さん。
ここの若主人、陶芸家さんなので普通に土地の人だと思っていたらなんと大阪出身!
私の関西弁丸出しのイントネーションが懐かしかったようで、ご主人曰く、大阪のオバちゃんバリによう喋る。思わず話が弾みます。
しばらくすると小雨がぱらつく程度だった空が一転し、突如外は土砂降りになりました。
ご主人が自転車を軒下へ移動してくださり、しばらくは動けそうにない感じ。
店内を5、6周したものの雨が止む気配もないし、私と同じく足止めを食らったっぽい常連ふうのお客さんに声を掛けました。
これがアカンかった。。。
そのお客さん、実は.....
長くなるのでこの続きはまた次の機会に。
つづく